スマホが普及して誰でもあたりまえにカメラを持ち歩くようになりました。カメラ業界はカメラが売れないと業績が悪化しています。しかし市場にはスマホに付属のカメラを考えると爆発的に普及しました。カメラメーカーはスマホカメラにシェアを取られてしまった様子になっています。
写真を撮る機会は増えているなか、もう少しこだわった写真が撮りたいと思うことがあります。スマホのカメラはレンズやセンサーが優れているわけではありませんが、ソフト的な補正が高機能なため安めなコンデジ程度よりきれいな写真になることもあります。
とはいっても、スマホで写真を撮るよりカメラ自体が欲しい人も少なくありません。やっぱりスマホで撮影するよりカメラだけのほうがバッテリーも気にしなくて気軽に撮影できます。小さいデジカメだったとしてもスマホで撮影するより良いなぁと思うことも多々あります。
この記事はデジカメが欲しいけどどんなカメラを選んだらいいかわからない人に向けた「初心者のためのカメラ選び」を紹介します。カメラ選びの参考にしてもらえれば「めっちゃうれしいで~す!」
レンズの焦点距離が重要
カメラを選ぶのはレンズを選ぶのと同じ意味です。これは最初はわからなかったけど、今はよくわかります。レンズが本体でカメラが付属品なのだと。とはいっても初心者のうちはレンズの良し悪しはあまり重視せず「焦点距離」だけで判断します。
焦点距離とは簡単に説明するとカメラで撮れる範囲のことです。要するにどれだけ広く撮れるかとどれだけ遠くの被写体を大きく撮れるかです。
自分が撮りたい被写体がどんなものかを考えてみましょう。広く撮りたいなら焦点距離が短いもの。遠くの被写体を撮影したいなら焦点距離が長いものを選ぶのが基本です。
標準ズームといわれるレンズを選ぶ
初心者は焦点距離を選んでも撮影したいものが変わってくるのが普通です。最初は花を撮影していたけど、遠くの動物を撮影したくなったとかですね。
ですので最初は標準ズームといわれる焦点距離のレンズがついているカメラをおすすめします。標準ズームの焦点距離はおおよそ28mmから100mm前後です。標準ズームの焦点距離の定義はありませんのでだいたいこのくらいの数字が標準なのだと思っておけば大丈夫です。標準をもっと絞れば35mmから50mmくらいがもっとも標準になります。
カメラを選ぶにあたって撮影できる焦点距離が標準ズームの数字をカバーしていれば普段使いで困ることはありません。極端に広角だったり望遠だったりすると、なんか違うと思うことがでてきます。標準域をカバーしていればそれより広く撮影したいなら次のレンズは広角を選べばいいですし、もっと遠くを撮影したいなら望遠側を選択すればいいのがわかります。
ですので初心者は標準ズームの焦点距離を備えたカメラを選ぶと間違いありません。
画質はそんなに変わらない
最初はきれいな写真になるもとを選びたいですよね。しかしある被写体を撮影したとして、他のカメラ、他の機種で撮影して比較することはほぼありません。ということは、どのカメラが画質がいいのかはあまり比較することはできないのです。
たとえば、旅行写真を撮影した場合に、Aというカメラを持って行きました。楽しい旅行で満足した写真が撮れました。では、BというAよりも画質が良いとされているカメラや、Aの上位機種だったらどうなのか?と思ったとしても同じシチュエーションはありませんので比較することが困難なのです。
基本的にカメラ比較雑誌でなけらば画質比較をすることはありません。ということは、どのカメラが画質が良い悪いはあまり気にする必要がないのです。
気に入ったらメーカーはどこでもいい
メーカーを選ぶときも、画質と同じようにあまり意味がありません。いちばん大事なのが、お店で現物を見て一番気に入ったカメラを買うことです。
カメラは画質や機能より見た目のデザインや持った感じ、所有欲を満たしてくれるかが意外と重要です。画質や機能が良ければどんなデザインでもいいのか?重さや持ちやすさは関係ないのか?など心配な点があります。
初心者のカメラメーカー選びはお店で見た感じ、持った感じが一番気に入ったカメラを選ぶとあとあと後悔することがありません。
軽いが正義
初心者やネットで調べただけの知識で間違えてしまうのが「軽さ」です。カメラは軽さが正義、とても大事な要素だと思っています。
画質や機能が良い機種がレンズ込みで約2キロ。もうひとつは画質や機能はそこそこだけど重さが300グラム。初心者がカメラを始めるにあたってどちらがおすすめかと聞かれれば間違いなく300グラムのカメラをおすすめします。
お店でカメラを持ってみるとわかりますが、重さが1キロであっても結構重たいです。それを持ち歩いて撮影することを考えると億劫になってきませんか?多少の画質が良いだけの理由で重量アップを許容できる初心者は少ないと思います。
何度も言いますが、カメラはお店で触って持ってみるのが一番いいですよ。
入門機から少しずつステップアップするといい
カメラはお金に困っている人が始める趣味ではありません。自分のお金に余裕が出てきたから、カメラでも買ってみようかなと思うものです。
そうしたお金の余裕から間違ってしまうカメラ選びは、最初から高級機を買ってしまうことです。続けられるかどうか、持ち歩くかどうかもわからないうちから画質が良いからの理由で重量の重い高級機を買うのはやめたほうがいいと言わざるをえません。
初心者のカメラ選びのコツは2つあります。
- お店で見た目が気に入ったもの
- 軽いもの
以上の2つを覚えてカメラを選ぶと公開しないカメラ選びができると思います。ネットのランキングだけで選んでしまわずに、とにかくお店に足を運んで実物のカメラを見ることが大切ですね。
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