『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』の感想。前作までを視聴してから観よ!

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』2020年制作を視聴。踊るシリーズの本編第3作目。

織田裕二が演ずる青島刑事が係長になり事件解決に奮闘する刑事物のサスペンスアクション映画です。踊るシリーズといえば第一作と第二作とヒットを飛ばしているので今回の第三作も期待されるのは仕方ありません。

おおまかなストーリーは湾岸署が新規移転の引っ越しをすることになり、そのどさくさに紛れて事件と犯罪が発生します。警察の箱物を巻き込んだ大規模犯罪にもかかわらず、犯行の動機や犯人像など腑に落ちない点があるのが残念です。

3作目の特徴として前作までの流れを知らないといまいち意味がわかりにくいのが難点だと思います。ところどころに前作までの伏線がありニヤリと思わせる部分が多々あります。しかしそれは前作を視聴した人に限るという部分で、それが良くも悪くもおもしろさに影響してしまっています。

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いろいろ詰め込んで情報量が多すぎる

刑事物で複雑な犯罪の場合、状況を理解するのに頭を使います。ただでさえしっかりと聞き逃さないようにしなくてはいけないのに、青島周辺の情報量も多くなにが重要な点なのかあいまいになってしまっています。

前作の大ヒットのおかげで今作は予算とかスポンサーの目論見などが垣間見え、さまざまな要素が盛り込まれています。一見すると豪華な布陣と思えなくもありませんが、豪華に盛り込んだことが極端にマイナスに働いてしまっているのが残念です。

青島刑事の良いところも出ていない

少し歳を重ねた織田裕二の青島刑事も良いところがありません。係長になったからか、周りに振り回されてばかりで持ち前の突っ走り感が感じられませんでした。

刑事と言ってもサラリーマンだからか社内調整ばかりに気を使っているのが残念です。係長になっても操作に熱く突っ走る青島刑事が見たかったですね。

新規の脇役さんたちも、ただ出演されているだけで個性や意味が感じられません。ストーリーとサスペンスをないがしろにしても豪華出演者枠を確保したように思えてしまいます。

犯罪の動機やスケールがいまいち

主犯の犯人は伏線と意外性を狙ったのはわかりますが、無理がある設定で白けてしまいました。犯行の動機や状況もご都合主義という気も。

警察の不祥事から発生している事件なのにもかかわらず、所轄も本庁もはっきりと危機感がない。ネタバレになるので具体的にはできませんが、序盤の警察のお気楽感にはいくらコメディでもそりゃないよと冷めてしまいました。

ラストのコメディタッチのオチは秀逸

なにか煮え切らない逮捕劇とラストを迎えていくなか、最後の最後のオチが良く、それで全て良しと思わせてくれました。ある人物が演説をするのですが、その人から「まぁ許してやってくれよ」と言われているかのように思え、その人がそこまで言うなら仕方ないかという気持ちで許してしまいます。

『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』は前作までを視聴してから観ることをおすすめします。というより、前作までを知らないと意味がわからない部分が多いと思います。

踊るシリーズは第一作、第二作とおもしろかったため、今回はそれらと比較されトーンダウンされてしまうのは仕方ありません。しかし踊るシリーズと青島が好きであれば観て損はない映画となっていますので、ぜひご覧になってくださいね。

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