GoogleアップデートによってアフィリエイターやSEO界隈では賑わっています。僕は副業リーマンなのでそんなに気にすることはありません。SEO専門家でもありませんのでね。
ただ毎度のことGoogleアップデートで「意味わからん」といったツイートが飛び交うなか、あるツイートからもしかして似通っているのかもといったことを考えたのでメモしておきます。そして気になる人だけ読んでもらえればと思っています。
LOL(ゲーム)とは
LOLとはリーグ・オブ・レジェンドというパソコンゲームです。簡単に説明すると、5対5でプレイヤー同士が相手のネクサスと言われるオブジェクトを破壊し合う対戦ゲームです。
規模や賞金額、プレイヤー数などは世界ナンバーワンを維持している人気というか、支持されているゲームなのです。LOLはめっちゃおもしろいゲームではありませんが、パソコンスペックを要求しないことや時代がよかったこともあり、爆発的なプレイヤー数を獲得しています。
LOLはキャラクターを追加したりアップデートしてバランス調整をしています。その追加キャラクターやアップデートによってプレイヤー同士が賑わうのが恒例行事となっています。そのアップデートがGoogleアップデートと似ているのではないかという考察です。
基本的には同スペックキャラ同士なら理不尽なこともなく、プレイヤースキル同士での争いになります。要するに10の攻撃力同士ならプレイヤーのキャラコンによって勝敗が決まるのです。これならお互いに理不尽感は感じられず、公平なゲームとなります。
しかし現実のLOLでは最強キャラや超弱キャラ、理不尽アルティメットやスキルなどが存在します。しかもレッドチームとブルーチームというサッカーでいうコートの違いによっても勝率が異なるという理不尽さです。要は右コートと左コートでは勝率が違うのです。
そんな理不尽なゲームはつまらないだろうと思いきやアップデートがある度に賑わうので人気があることがわかります。そこでGoogleアップデートとLOLのアップデートは似ているのではないかという気付きがあったのでそのきっかけとなったツイートを引用させていただきます。
長期運営でありながらトップを独走し続けるLOLの調整の手法が段々と分かって来た、意図的に「意図のある調整」と「意味分からん調整」を行ってる、そのせいでRiotは何か考えているように見える時と、何も考えてないように見える時がある
— 砂鉄 (@satetu4401) September 26, 2019
Riot はどういう訳かその事にかなり早い段階から気付いていたのか、定期的にバランスの取れた状態とは逆方向に調整する、アサシンが強い時期に何故か「さらにアサシンを強化する」という強化だ
これは「そろそろアサシン弱体化するだろうな」と思ってたプレイヤーの予想を裏切る
— 砂鉄 (@satetu4401) September 26, 2019
予想を裏切られたプレイヤーは急遽「いずれアサシンは弱体化されて嵐は去る」と思っていた自分の考えを改め、本格的なアサシン対策や研究を要求されるという訳だ
これは「バランスを取る」という目的ならクソ調整だが「LOLを世界で一番人気のゲームにする」という目的に叶っているらしい
— 砂鉄 (@satetu4401) September 26, 2019
人間は環境が予想外の方向に変化したとき、脳細胞をフル回転させて対応策を考える、コミュニティでは「Riotのクソ調整にどう対応するか」が活発に議論され、その解決策を見つけ出したプロゲーマーは賞賛の嵐を浴びる
白熱した議論、驚異的な解決策、驚きと賞賛の嵐、まさにゲームに必要な全てがある
— 砂鉄 (@satetu4401) September 26, 2019
ゲームは極端なスペックキャラと強武器や理不尽な必殺技があったほうがおもしろいとされています。ノーマルなキャラ同士でプレイヤースキルを競い合って戦うのは正当なのですが、ゲームとしてはつまらないのです。
同スペックキャラよりも、極端なキャラクター同士で理不尽な戦闘をさせたほうがプレイヤーは盛り上がり、おもしろく感じ、楽しいと思わせることができるのです。もう少し昔のゲームで例えるなら、ストリートファイター2のガイルに対するザンギエフです。
普通に対戦すると待ちガイルにザンギエフは何もできずに負けてしまいます。これは理不尽と言うなのパワハラ、ゲーハラとも言えます。ゲーセンでザンギエフを練習していたのにガイルで参戦しボコボコにするくらい理不尽です。
しかし理不尽なゲームですが人気は高く、ゲーマー達が熱狂したのは間違いありません。スト2の経験からもバランスの取れた調整は誰が見てもフェアではあるが、ユーザーが熱狂するには不十分であることが想像できます。
フェアであることを目指すのであれば、スペック差がなくすべてのキャラが同性能にする調整が平等です。人間であるユーザーのスキルだけで勝負するゲームです。しかしそれはそれで誰もが楽しめず、人気も出なくなると予想できます。
Googleアップデートの調整方法
Googleの検索チームは優秀な人があつまっているはずです。ですからどのコンテンツを上位表示し、スパムをランク外にすることは比較的簡単にできることは容易に想像できます。
完全な秩序に基づいたランク決定をしたとしたらすぐさまアルゴリズムを解析され検索結果にはスパムサイトが乱立することが予想されます。誰しも納得するサイトが上位表示される秩序あるアルゴリズムであればあるほど、解析されるのは簡単になるはずです。
そこで考え出される方法が、秩序あるアルゴリズムのなかに理不尽なアルゴリズムも混ぜる方法です。検索ガイドラインと検索結果から解析すると、この方法を使えば上位表示されるが、実際は違っている。その理由が無秩序なアルゴリズム、要するに理不尽なアルゴリズムをスパム対策として混在させている可能性があるということです。
完全な秩序あるアルゴリズムなら簡単に解析されたとしても、その中に無秩序なアルゴリズムがあったとすれば規則的な結果を出すことはできず、ユーザー側は検索アルゴリズムを理解することが難しくなります。スパム対策としては理不尽なアルゴリズムを混在させることは考えられます。
このことからもあるサイトがランク外に飛ばされ、他のサイトが順位を維持している。それに規則的なものがないとすればサイト運営者側が困惑することになります。SEOを解析すればするほど、なぜAサイトが飛んでBサイトが飛ばないのかが理解できなくなります。その理由が理不尽なアルゴリズムをランダムに挿入している可能性があるからです。
検索アルゴリズムも進化している
いくらすばらしいコンテンツだったとしても、ビッグキーワードの上位を長年に渡って同じサイトが占めるのはユーザーにとって有益ではありません。定期的に入れ替えながら順位調整をしていくほうが無難であり、ユーザーファーストになります。
今日検索した結果が、数カ月先も同じ検索結果であればつまらないと感じさせてしまうでしょう。知りたい情報が得られるサイトであれば同じ結果でもいいですが、エンターテイメントを含んだ検索結果であればバラエティな情報が求められているはずです。ここでも検索結果、キーワードやクエリ、ジャンルによってアルゴリズムを変化させているのは想像できます。
ジャンルによってアルゴリズムを変えているのは想像できますが、ここではさらに理不尽なアルゴリズムとランダム性を取り入れているのではないかといった考察です。良くも悪くもある程度のクオリティを保ったランダムな検索結果であれば楽しめます。SEO業者のスパム対策にも効果的であります。
今回はそんなところを想像して書いてみました。サイト運営者はアルゴリズムに流されず、コンテンツを作っていくしかないのですね。
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