『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の感想。コックリ役、関水渚の魅力が詰まった今作は涙腺崩壊

コンフィデンスマンJP プリンセス編

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』2020年の感想。テレビドラマからのコンフィデンスマンの人シリーズ映画2作目。前作がヒットしたため第2作も制作されるようになったパート2ものです。

コンフィデンスマンという詐欺師をダー子役の長澤まさみ、ボクちゃん役の東出昌大、リチャード役の小日向文世が演じるコメディ路線の映画です。3人とほかの詐欺師メンバーにも協力してもらいお金持ちからお金を騙し取ることを目的としています。

舞台はマレーシアのランカウイ島。シンガポールに近い島と聞けばある程度の雰囲気は想像つきますよね。日本を飛び出し世界の富豪を騙す様子はバレるのではないかと観ているだけでハラハラしてしまいます。最後はやっぱりダー子がダマすんでしょ?と疑った目で観ているものの、作品のドラマにのめり込み、結局は長澤まさみの笑い声に騙されてしまうのがみどころのシリーズです。

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大富豪フウ家の資産をダマし取る

次のオサカナ(ターゲット)大富豪フウ家の資産と目論んでいるダー子。その当主レイモンド・フウが亡くなり資産争いになると話を聞きつける。ダー子は詐欺の手伝いをしていた孤児の「コックリ」と呼ばれる女の子をフウの隠し子であり継承者とする作戦を決行する。

ダー子とコックリはフウ家の執事トニーを騙し、フウ家に侵入する。ダー子はフウ家の実子でる3人から現金をいただいて逃げ出す作戦でしたが、トニーの意思で思わぬ方向に進んでいきます。ダー子とコックリはフウ家裕福だが窮屈な生活をしながら脱出するべく新たな作戦を考えます。

ダー子はフウ家のお宝を盗みつつ逃亡する作戦を思いつきながら、資産家のプリンスになるための生活で変わりゆくコックリの姿に違和感を感じるのです。お宝を盗むチャンスであるフウ家の継承式が間近に迫る頃、ダー子に騙され恨みを抱く赤星栄介の姿を目にします。

宿敵赤星の登場にダー子は戸惑いながらも、お宝を手にする計画を続行。今回の作戦はプリンセスになりすましたコックリだのみ。ダー子とコックリ、ボクちゃんとリチャードは無事にフウ家のお宝を盗み出すことができるのか?

関水渚演じるのコックリに引き寄せられる

コンフィデンスマンといえば長澤まさみですが、今作のプリンセス編は関水渚のプリンセス役に主役の座を譲っているような気がします。よく言えば主役でありながら脇役。自分がプリンセスを引き立てることによって映画がおもしろくなるとわかっている演技なのかもしれませんね。

関水渚が詐欺師の手伝いからプリンセスになりすましながら成長していく過程に観るものが引き寄せられていきます。これこそプリンセスの魅力なのかもしれませんが、逆に言えばコンフィデンスマンとして向いてないのでもあります。

マレーシアのランカウイ島が舞台でリゾート風な映像もみどころのひとつ。しかし美しい映像もプリンセスミシェルの前では霞んでいるようです。それほど今作はプリンセスミシェル役の関水渚の存在感が際立っていましたね。

騙され感は少なめ

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』はコンフィデンスマンシリーズの大どんでん返しやオチなどの騙され感が少なめです。今までのシリーズを知っている人であればある程度オチは予想できる範囲です。

その反面、人間ドラマ要素が圧倒的にアップしていてコックリの気持ちの変化や、レイモンド・フウの子どもたちの思いなどが魅力的に描かれています。どちらも出生のわくに囲まれ縛られ自由になれない思い葛藤を持ち、それらを開放する過程に涙せずにはいられません。

コンフィデンスマンに騙されたい人にとっては物足りない内容かもしれません。しかし騙すだけではないコンフィデンスマンJPと長澤まさみのダー子の新しい魅力を引き出した作品になっています。

ダー子は目立ってはいけない存在

前作を引き継ぐ部分も見受けられますが、今作からコンフィデンスマンの世界に飛び込んでも十分楽しめる内容です。できればコンフィデンスマンJPロマンス編を観てからのほうが楽しめるかもしれませんね。

とにかく今作はプリンセス編というだけあってコックリ役の関水渚が全面に押し出されているのが特徴です。前作は長澤まさみの演技が目立った作品でしたが、今作は長澤まさみ要素は控えめとなっています。これはダー子が自分は目立ってはいけない役どころと知っていての演技だと思うのは自分だけでしょうか。

大どんでん返しだけではない魅力が詰まった『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は次回作も期待できる出来栄え。長澤まさみが力を入れている作品というだけあって、期待に答えるだけの映像になっています。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と一緒に『コンフィデンスマンJP ロマンス編』も視聴すればすっかりコンフィデンスマンのファンになっていること間違いありませんよ。

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