細田守監督作品の一覧と感想。一番のおすすめは『おおかみこどもの雨と雪』

細田守監督

細田守監督作品の一覧と感想、レビューで紹介します。『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』『劇場版デジモンアドベンチャー3D デジモングランプリ!』はオリジナルではないので省略。

『時をかける少女』は完全オリジナルではないものの、細田守監督作品として良い映画になっているので紹介させていただきます。

『未来のミライ』2018年

現代リアルから意識SF系映画になっています。アニメや映画として映像音楽は優れているものの、ストーリーはいまいちなところがある気がします。

主人公である4歳のくんちゃんが大人びすぎているのと、感情移入がしにくいのも気になります。小学生くらいの設定であれば納得できますが、4歳児でこの行動はないだろうというのと、声優さんが立派すぎて幼さが感じられません。

キレイなアニメーション映画としてはステキですが、ストーリーを意識するとバラバラに感じてしまうのが残念です。細田守監督作品の最新アニメーションを楽しみたい人におすすめできます。

『バケモノの子』2015年

異世界に存在する「バケモノ」に家出少年が弟子入するアニメーション映画。設定やテーマは良さそうなのですが、展開が支離滅裂で想像から飛躍しすぎて明後日の方向に行ってしまった印象。

冒頭からキャラクターや世界観の雰囲気は良くおもしろい映画になりそうと予感させるものの、途中から展開に唖然とし冷めた目で見るようになり逆にどんだけ驚かせてくれるのだろうと楽しみになるくらい。

言葉にならないくらいの展開で頭が混乱するような映画になってしまっています。ベタな展開とクライマックスを避けた結果なのか、微妙な終わり方をしてしまった気がします。不思議な感覚にひたりたい人におすすめ。

『おおかみこどもの雨と雪』2012年

細田守監督で一番好きなのが『おおかみこどもの雨と雪』です。日常系とSFが入り混じりながらも考えさせられる内容には思い出すだけで涙が出てきます。

ストーリーは単純ながらも演出や雰囲気がとても良く、おおかみの子どもである「雨」と「雪」に感情移入してしまいます。二人の行動が気になってしまい心配になってくるのはキャラクターが良く出来ている証拠かもしれません。

起承転結がない数年間を描いた日常系アニメですが、退屈することなく成長する彼女らを見守ることができます。不謹慎かもしれませんが、心配しながら楽しみながら観ることができる傑作映画だと思います。少し大人になった人におすすめできる映画。

『サマーウォーズ』2009年

田舎の物語と思いきや、完全ネットSFアニメ映画。アニメのセンスや映像はキレイ。展開は普遍的で安定している。しかしその設定とキャラクターが必要なのかと気になってしまう点があります。

ネット世界の異世界系アニメはラノベのような雰囲気です。アニメーションがキレイに動いて魅せてくれるのは楽しめる部分。キャラクターの無駄な行動が気にならなければいいかもしれません。

『時をかける少女』2006年

時間を超える少女を描いた日常SFアニメ映画。よくあるタイムトラベルとタイムパラドックス系ですが、ピュア恋愛ものになっているところが良い映画になっている理由ですね。

タイムトラベルで今の社会に迷惑をかけるのは定番の流れですが、そこから少女の成長と恋愛感情につながっていくのが見どころのひとつです。少女にとっては世界がどうなろうと自分の恋愛が大事というメッセージなのかもしれませんね。

ありきたりな展開とストーリーですが良く出来ている内容で安心して観ることができるハズレ無しの映画です。ピュア恋愛ものと恋愛に憧れている人におすすめできる映画ですよ。

細田守監督作品のおすすめのまとめ

2020年時点で一番おすすめできる映画は『おおかみこどもの雨と雪』です。映像もテーマも深く傑作と言っていいほどの作品です。

次は『時をかける少女』です。定番モノながら安心して観られおすすめできる点で優秀な作品となっています。

細田守監督の雰囲気を味わいたいなら『サマーウォーズ』『未来のミライ』がおすすめ。今のアニメーション映画はこんな風になっていると堪能できる映像美となっていますよ。

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