踊るシリーズの映画化第一作。『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』刑事物のサスペンスでハラハラさせる展開が楽しめます。推理やミステリーではなくはちゃめちゃな展開とハラハラドキドキさせるサスペンス要素にコメディも入れてオールエンタメとしての映画です。
織田裕二と柳葉敏郎の相対的なキャラが立っていて二人のやりとりもハラハラさせてくれます。深津絵里がかわいいし、小泉今日子が美人が起こったらこんなに怖いんだと思い知らされます。
複数の事件がからみあい、事件を解決していくストーリーは飽きさせない流れで観る人を魅了させてくれます。細かい内容よりもハラハラさせながら進んでいく刑事物が好きなら見て損はしない映画ですね。
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刑事物よりエンタメ映画
まあこんな事件は起こらないだろうけど、それはそれでスカッと楽しめたりします。映画は楽しめることが一番なので、ちょっと無理がある展開にも目をつぶってしまいます。
残念なのが見終わったあとに、何も印象に残らないということ。これは楽しめないというのではなく、十分楽しい映画なのですが微妙に配置された魅力的な要素が多すぎて一つに絞り込めないといったところです。
最後の大どんでん返しが売りの映画であればその部分だけクローズアップされますが、この映画はそのようなピンポイントな魅力ではなく、全体的によく出来上がった作品になっているのです。
小泉今日子の役が見どころ
ピンポイントとして小泉今日子の役が見どころだと思っています。かわいいながらにも恐怖を感じさせるのはさすがだと思います。かわいいキョンキョンを見ていたいのと、見てられないのが混在する不思議な気持ちにさせてくれます。
犯人はすべてをあざ笑うような存在
犯人像はそんなにムキになってどうするの?と問いかけてくるようです。本庁のキャリアや官僚が手球に取られているようでもオチとしては秀逸だと思います。
自分たちが優れていると思い込んでいるが実は空回りしているだけ。本当のところは意外と単純なものだと言っているかのよう。映画もストーリーを複雑にして大どんでん返しを見せればいいのかといえばそうではない。どれだけ視聴者を楽しませるかが重要で、それには単純なのが一番なのかもしれません。
決死の犯人像を提示するのではなくコメディ路線も躊躇しながらの結末としては良かったのではないかと思います。無駄に凝った犯人をでっち上げても冷めた目で見られてしまいますからね。
単純にハラハラさせてくれるだけで楽しめる映画
難しいストーリーより、単純に映像と音楽でハラハラドキドキと楽しめます。サスペンス要素ばかりではなく、くすっと笑わせてくれるコメディ要素も盛り込まれているのも良いです。あまりコメディがお寒い映画も笑えませんが、そこはバランス関学が優れていて妙に冷静になってしまうこともありません。
『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』は、あまり難しく考えずスッキリと楽しみたい人におすすめの映画ですよ。
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