『パラサイト 半地下の家族』の感想。コメディ、サスペンス、社会問題と見どころ満載の傑作映画

パラサイト 半地下の家族

サスペンス映画。パラサイトとは寄生や寄生生物のこと。この映画では「就職先」の意味でもあります。まさしく韓国社会のIT企業社長の勝ち組家族に規制する半地下に暮らす家族の物語。

社会派映画とサスペンスをうまく融合させハラハラ・ドキドキな内容に終始目が話せないエンターテイメント映画になっています。対象は暴力要素がありますので少し大人向けですね。

寄生する半地下で暮らす家族

半地下の小さな住宅で暮らす四人家族。とつぜんIT企業の社長令嬢の家庭教師を依頼される長男。そこから始まる家族総出のパラサイト。

コメディタッチからサスペンス、そして韓国社会の貧困問題まで突入する展開はジェットコースターのような展開に観るものを圧倒させます。数分前はニヤニヤしながら視聴してたのにもかかわらず、一瞬にして恐怖の表情に。

序盤から終盤まの濃い内容は視聴後も思いを巡らせるだけで頭が一杯になり、こんな映画ができるのかと驚きを隠せません。

ハラハラするシーンが多すぎる

状況説明が終わった瞬間からハラハラシーンの連続です。全体的に寄生しているわけで、いつか見つかるんじゃないか、どうやって発見されるのか?そんなことばかり考えビクビクしながら見続けてしまう。

お化け屋敷で何かが出てくるのはわかっているけど、緊張しながら進んでいく体験に似ているかもしれません。危なっかしい場面があり、あとちょっとで見つかってしまうような行動だったり。結局、見つからないことが多いのですが、いずれ見つかると予想するドキドキ感は手に汗握ります。

ジャンル要素が多い映画

序盤はコメディタッチ、中盤はサスペンス、そしてラストは社会問題とジャンルを特定できないほど濃い内容です。全体的に通していえばサスペンスなんでしょうが、韓国社会の問題に発展しているのが何段も上のクオリティになっている要因かと思います。

要素を詰め込みすぎるとまとまりがなく、どうしてあんな展開になってしまったのか?と残念な映画が多々あります。その中で多くの要素を詰め込みそして極太なストーリーと問題提起がされているのは監督ポン・ジュノの才能でしかありません。

登場人物や場面が少なくても傑作

「パラサイト」は映画のシーンのほとんどがIT社長の豪邸だけで展開します。半地下の住まいや会社、お店など多少はありますが、ほんの一部だけです。

何が言いたいかというと、ビルを爆破しなくてもヘリコプターを飛ばさなくても傑作映画を撮ることはできるということ。大規模なシーンや超絶映像、高精細CGなど映像にこだわる映画も魅力ありますが、そうではなくてもこれほどまで人を魅了する映画を撮れることが証明されたのが驚きました。

観て損はない傑作映画

『パラサイト 半地下の家族』はサスペンス要素とレーティングがPG-12であり若年層には少し刺激の強い内容です。単純なサスペンスではなく深く考えさせられる問題提起もあり理解できる年齢の人にはぜひおすすめしたい映画です。

ラストのラストでは韓国社会の問題を映像で指摘しているように感じられ、視聴後もじっくりと考えさせられます。ちょっと刺激の強い内容ですが、それを許容できるならおすすめしたい映画ですよ。

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